絵コンテを作っていた空太。

リタがお手本を見せてくれます。

そのうまさに驚く空太。でもリタは浮かない表情。

ましろちゃんが絵を持ってきました。

リタと空太が親睦を深めていたと聞いてやきもちを妬いちゃうましろちゃんでした。

絵のほうは文句なし。

空太の邪魔をするのはやめてのぞいていたリタ。
ドラゴン龍之介が来ました。

龍之介「お前の思惑通りにいくと思うな。神田はお前が忘れたものを持っているということだ」
リタ「私のことをずいぶんよくご存知なのですね」
龍之介「絵はもうやめたようだな。それだけ知っていれば察しはつく」

お昼休みは作戦会議です。
仁によるとさくら荘の出し物だけ事前の審査があるようですw
龍之介からはこのままでは文化祭に間に合わないとの報告がありました。
ましろちゃんはこれ以上ペースを上げられない。

こうなると人を増やすしかないが…。でもましろちゃんに釣り合う人がそう簡単に見つかるわけもなく。。。
ましろ「いるわ。リタ」

どうやらリタも賞をもらうレベルだったようで。ましろちゃんもリタの実力は問題ないと。

さっそくリタに頼んでみます。

リタ「お断りします」

ましろ「リタは絵がうまいのに」
リタ「…」

買い物袋をぎりぎりと締め付けるリタ。

その様子をみて驚きを隠せないましろちゃん。

リタ「ふざけないでください。その言葉、ましろにだけは言ってほしくありませんでした。誰のせいで絵をやめたと思っているんですか…?全部ましろのせいじゃないですか」

イギリスにいたころ、リタやましろちゃんが一緒に通っていたアトリエから1人また1人と減っていった。
リタ「みんなましろのせいで大好きな絵を嫌いになっていったんですよ」

どんなに努力してもましろちゃんの足元にも及ばない。本物の才能というものを思い知らされる。
リタも「もう絵を描かなくていい」と言われる始末。
ましろ「…」

10年経って最後に残ったのがリタだった。

ましろちゃんは自分が周囲にどんな影響を与えているか無頓着。

それが許せなかったリタはましろちゃんにマンガを勧めた。
面白くもないマンガを描いてけなされて少しは自分たちの気持ちがわかればいい、と。

なのに…
リタ「どうしてデビューをするんですか!」

ましろ「リタ…」

そこへぐいぐいっと出てきた龍之介。

龍之介「ひとつ聞くが。今の言葉のどこにお前の意思があった?お前が周囲に期待されその期待に結果が追い付かなかったことは理解した。だが「お前がどうしたいか」は何も説明されていないように思えたが?」

リタ「…」

リタ「人をそんな風に分析して何が楽しいんですか!最低です!」

リタの言葉を聞いて呆然とするましろちゃん。
ましろ「私、リタに嫌われてたんだ。わからなかった、リタの言っていることが」

空太「漠然と思ってたんだ。誰も椎名の世界には入れない。でもリタは違うんだよ。リタは椎名に届いてる。言葉も心も存在もさ。リタを大事に思ってることは間違いない」

リタ「空太は私を慰めにきたのですか?」
空太「それはどっち?」
リタ「たぶんまだ作り笑いです」
空太「椎名や美咲先輩みたいな天才と何かを一緒に作るって大変だよな。でもさ、大変だけどわくわくするんだよ」

ましろ「私知らなかった。リタが何を思っているかなんて。全然気づかなかった」
リタ「そういうところがキライです」

ましろ「だってリタの隣で絵を描いてるのがすごく楽しかったから。リタといるときだけは1人じゃないって思えた。リタだけいればいいと思ってたから。でも私だけが楽しかったのね」

リタ「それは違います!私も楽しかったです!」

リタ「今日まで絵を描いてきたのはましろと絵を描くのが本当に楽しかったからです」

ましろ「ホント?」

リタ「ずっと絵を描いていたかったんです。でもましろの視界には私なんか入っていないんじゃないかって思えて。友達だと思っているのは私だけなんじゃないかって」
ましろ「リタ、ありがとう」

リタ「絵を続けたいです。ましろとの時間は私にとって一番大切なものだから。ましろごめんなさい」
ましろ「リタはリタの絵を描いて」

さて、リタが作業を手伝ってくれることになりました。

そうだ。やっぱり誰かと一緒に作品を作るのは楽しい。そりゃ落ち込むこともあるけどそんなのは当たり前だ。俺には何の技術も経験もないんだから。リタは椎名と10年間も付き合ってきた。椎名の才能に圧倒されながらそれでも努力を続けてきたんだ。それに比べて俺なんか椎名に会って半年しか経ってないじゃないか。まだ何もしていないのにへこんだり自信を無くすなんてずうずうしい。大丈夫だ、きっとやれる!さくら荘のみんなの力を集めれば絶対すごい作品になる。椎名だってもう1人ぼっちじゃない。同じ目標に向かって進む仲間なんだ。俺も俺にできるだけのことを精一杯やりとげよう。少しでも椎名に近づくために。

無事文化祭に出せることになりました♪

リタの歓迎会も兼ねてます。

龍之介に興味があるリタです。

リタ「あなたが言いたかったことわかった気がします」

女の子が苦手な龍之介は失神しそうですw

リタから離れようとしたら反対側は七海でしたw
絶体絶命w

リタは、ましろちゃんは絵を描くべきだという考えは変わっていない。
でも文化祭が終わるまではここにいることに決めました。にゃぼろんの完成が見たいから。

ましろ「リタ」

リタ「ありがとう、ましろ♪」

そんな第10話でした。
ましろちゃんとリタの関係が深まりましたね♪
ましろちゃんは特に言葉でいうのは苦手だしね…。
いろいろとすれ違うこともあるでしょう。
次回は文化祭かな。
メイド服を着ているのは…?
- 関連記事
-
コメントの投稿