桜「力が…」
桜「力がほしい！」
桜「うう…。開かない」
夏希「いちいち大げさな人だな」
記録の八「不審者を殺せ！」
牡丹ちゃんがあっさり開けてしまいましたw
武力担当の牡丹ちゃんに護身術を教えてもらうことになりました。
桜ちゃんが不審者役です。
クレア「完全に不審者よ」
牡丹「近年稀にみる不審さだな」
夏希「即通報レベルですね」
花梨「子供は泣いちゃうと思います」
夏希「なんで落ち込むんですか。面倒な人だな」
気を取り直して桜ちゃんが牡丹ちゃんを攻撃します。
桜「ふふふふふ～」
桜「いたずらファクス送りまくってやる～」
夏希「なんで精神攻撃仕掛けてるんだよ…」
桜「郵便受けに納豆入れてやる」
夏希「陰湿な攻め方ばっかかよ！」
記録の九「中学生日記」
萩月流は精神面も鍛えているらしく牡丹ちゃんは中学時代に書いた日記を見られても平気らしいw
夏希「持ち歩いとるんかい！」
ダガーではさんであるのが痛いw
早速桜ちゃんが読んでみます。
夏希「桜先輩！」
夏希ちゃんも読んでみます。
ダメージを分散させるためでしょうか、声を出して朗読することにw
夏希「7月12日。私は割れたガラスだ。誰も近づこうとはしないし触れればその指を傷つける」
夏希「それでも光を浴びればきっと輝ける！」
花梨「なっちゃん！」
クレア「あれを目の前で読まれてノーダメージだというの？」
クレア「これが、これが萩月流！」
クレア「はい。花梨さん、あ～ん」
夏希・桜「どんだけ甘やかすの！」
記録の十「可愛い子には飴をあげよ」
クレア「失礼ね。甘やかしてなんていないわ」
クレア「花梨さん。このシャーペン、芯を補充しておいたわよ」
桜「言ってるそばから！」
クレア「でもシャーペンの芯が目に刺さったら危な…」
夏希「刺さりません！」
桜「そんなに甘やかして花梨ちゃんが自分で何もできないダメ人間になったらどうするの？そうなったときクレアちゃん一生花梨ちゃんの面倒見れるの？」
クレア「見れるけど」
桜・夏希「そうでした」
クレア「そうね。もし何か一つ罪なものがあるとしたらそれは…」
クレア「花梨さんのかわいさなのかもしれないわね」
夏希「そのネタもういいよ！」
夏希「しかも花梨がもういない人みたいになってるし！」
甘やかしてばかりでは本人のためにならないということで…
牡丹「さあ花梨！」
牡丹「この階段を自分の足で上がってこい！」
夏希「どんだけハードル低いんだよ！」
花梨「そんな…これを自分1人で上るなんて…」
夏希「え？なんで雰囲気にのまれてるの？」
花梨「でも10段以上あるし…」
夏希「あんた昼休みに鼻歌交じりで上がってただろ！」
桜「ちょ、牡丹ちゃん。いくらなんでもこれは…」
夏希「なんでこの人まで！階段くらいけんけんで上がれるよ！」
クレア「待ってて。今私のボディーガードを呼ぶから。代わりに上がってもらいましょう」
夏希「それ本末転倒意味ないよ！」
クレア「じゃあヘリを呼んで…」
夏希「どこまで上げる気だよ！」
花梨「うう…」
牡丹「！」
冷めた目の夏希ちゃんw
牡丹「お前は私につかまっているだけでいい」
牡丹ちゃんの休日の1日です。
トレーニングは欠かさずやっているみたいです。
SNSを見ているみたい。
チャーハンかよっ！
こまめにイイネをつけているようで。
中学時代の同級生が同窓会の写真をアップしていました。
呼ばれてない…w
牡丹「あっぶねー。よかったー。メンタル鍛えててホントよかったわー。一般人だったら精神崩壊して死んでたわー」
記録の十一「孤独の上にも十五年」
牡丹ちゃんにとって桜ちゃんが友達1号でした。
花梨「桜先輩はどうして牡丹先輩と仲良くなれたんですか？」
桜「え…っ」
夏希「(いったい過去に何があったんだ…)」
萩月流は精神の強さと密接にかかわる武術だそうです。
体育の2人組を作るときは残像で乗り切ったらしいw
夏希「それ友達がいたら必要なかったんじゃ…」
牡丹ちゃんは素人がどんなに頑張ってもダメージを与えられないと豪語します。
桜ちゃんが頑張ってみたがまったく効きません。
桜「畜生。本当に効かない。なんで！」
牡丹「ダイヤを羽毛で撫でて傷つくと思うか？」
夏希「私はガラス、じゃなかったんですか？」
桜「自分の弱さが憎い…！」
桜「力が」
桜「力がほしい！」
夏希「使い回しで尺稼ぐのはやめてください」
桜ちゃんはとってもいい案を思いつきました。
萩月流は精神の強さと密接に関係する武術です。
花梨ちゃんが適任です。
夏希「道明寺桜。恐ろしいことを考え付いたものだ。これなら牡丹先輩といえどもひとたまりもない」
花梨「よくわからないけどやってみますね」
牡丹「いつでもこい」
花梨「牡丹先輩なんて大嫌いです！」
牡丹ちゃんが吹き飛びましたw
牡丹「…」
その夜花梨ちゃんが写真を投稿していました。
- 関連記事
-
コメントの投稿