桜「無難で普通で平凡で日々を浪費した」

という夢を見た。
桜「!」


桜「朝」

桜「今日から高校生か」

この頃からこのツインテールだったのですね。

高校といえば部活!青春!

部活をやろう!と決めた桜ちゃんだった。

一方こちらは牡丹ちゃんです。

中学ではずっと一人だった。
高校では友達を作ろう!と決めた牡丹ちゃんだった。

記録の零「花の名前 You are my best friends」

自己紹介中です。

桜ちゃんは部活紹介を見ています。
部活の数は多いものの気になるのがない。

桜「?」

牡丹「大萩牡丹です」

桜「わぁ…♪」

ずいぶん興味があるようです。

桜「古風な名前。すらりとした長身。さらさらの黒髪に冷たい瞳。ここにいる誰とも違う雰囲気」

牡丹「よろしくお願いします」
桜「え、それだけ…」

桜「でもシンプルでなんかいいかも」

一方の牡丹ちゃんは自己紹介をうまくできなかったことに落ち込んでいた。

そして一週間。
牡丹ちゃんはいまだ友達はできず。
桜ちゃんは牡丹ちゃんと話してみたいがきっかけがつかめず。

生徒手帳を見ていた桜ちゃんは入りたい部活がないなら作ればいいことに気付きました。

桜「私って何やりたいんだっけ…」

桜「やりたいことが部活にないんじゃない。今の私にはやりたいことがないんだ」

桜「無性に何かをしたいけどそれが何なのかわからずにただ焦燥だけ抱えてる」

桜「私のしたいことって何だろう。私のしたいこと…何を?どこで?誰と?」

そう思っていたら1人で下校している牡丹ちゃんが見えました。

これは行くしかない。

桜「大萩さん!」
牡丹「!」


桜「追いついたぁ」

桜「よかったら一緒に帰らない?」

牡丹「なんで…」
桜「理由?大萩さんと仲良くなれたらなって」

牡丹「仲良く…。でもなんで」
桜「そこにも理由いるの?なんとなくなんだけど…」

桜ちゃんはひらめいた♪
桜「大萩さんて牡丹ちゃんでしょ」

桜「私、桜!おんなじ花の名前!」

牡丹「同じ花の名前…」

桜「牡丹と桜。私たちお揃いなんだよ。だから」

牡丹「ああ、一緒に帰ろう、桜」

桜「ねえ牡丹ちゃん。私たちで部を作らない?」
牡丹「何をする部を作るんだ?」

桜「なんでも!」

桜「一緒に思いつく限りの面白そうなこと片っ端からやっていこうよ」

牡丹「なんだよそれ。…いいよ、一緒にやろう」
桜「そうこなくっちゃ」

やることなんてなんでもよかった。
桜「2人ならきっと楽しいことができる」

桜「とにかくそんな予感がしたんだ」
花梨「この部ってそうやってできたんですね。素敵です桜先輩」
桜「もっと褒めてくれて構わないよ♪」

夏希「ちょっといい話かよ!」
桜「いけませんか!」



桜「今日はこの廊下をフルに使って」

桜「超ロングボウリングをやろう!」

夏希「あのよくわからない夢はここへのネタ振りだったの?!」

牡丹「ガターがないだろ…なければ掘るか」
夏希「絶対やめてください。もう退学では済まないよそれ」

クレア「そうよ牡丹さん。あなたには盛るという発想がないの?たとえばこんな風に」
アザラシ「溝ができるよ」
夏希「それもダメだろ!」

記録の三十五「校則の縛り」

桜「ガターがなくても距離の長さで難易度は確保されてると思うんだけどね」
アザラシ「遠距離恋愛みたいなものだね」

桜「まずは1球投げてみるよ」
…と投球モーションに入った桜ちゃんに突然の体の異変が襲う。

夏希「どうしたんですか?」

三澤のさっちゃんキター。
??「楽しそうなことをしているね」


??「帰宅部の」

??「みなさん」

夏希「誰?」
花梨「なっちゃん。あの人生徒会長だよ」

牡丹ちゃんは一気に距離をとります。
牡丹「気をつけろ夏希!花梨!」

牡丹「彼女こそ"コウソク"の異名をもつ女生徒会長…高円レイナ!」

夏希「うちの生徒会長異名あるの!」

レイナ「"コウソク"と言ってもこっちのほうだけどね」

夏希「だとしたらあんまりカッコよくない」
アザラシ「私がルールブックだ」

レイナ「しかしそんなことまでご存知とは光栄だな、"漆黒の処刑台(ミッドナイトマーダー)"大萩牡丹さん」

夏希「こっちも異名あった!」

牡丹「油断するな夏希。そこはすでに彼女のテリトリー」
夏希「は?テリトリー…」
牡丹「彼女は領域型なんだ」

牡丹「校内にいるとき彼女の力が及ぶ範囲の中では絶対校則を破ることができない」

牡丹「高速で!」

牡丹「校則で!」

牡丹「拘束する!」

牡丹「それが彼女の能力…"生徒手錠(ハンドブック・バインド)"」

夏希「能力者なの!?」

クレア「高円レイナ。彼女は生徒会長になるために生まれてきたような存在」
夏希「人生のピーク来るの早っ」

レイナ「公共の場である廊下でいきなりボウリングはどうかと思うよ。帰宅部部長の道明寺桜さん…いえ」

レイナ「グレネード乱痴気、とお呼びしたほうがいいのかな」

夏希「異名のバーゲンセールか!」

でもスカートの丈は大丈夫みたいです。

レイナ「彼女のスカート丈なら別に問題はないよ。うちは生徒の自主性を重んじているからね。極端な改造でもしない限りそれを問題にはしないさ…ねえ」

レイナ「九重のお嬢様?」
夏希「なぜジャージに?しかも桜先輩の!」

クレア「指定の制服が安っぽかったからパリのクチュールオートリーで似たようなものを仕立てて着ていたの」
夏希「この人全く制服着てなかったのかよ!ある意味ただのコスプレだそれ!」

色が違うらしいw

ジャージも特注品なので桜ちゃんのジャージになっちゃったらしいw

レイナ「そんなわけだから今後こういう遊びをしたいときは」

ぽん♪

レイナ「事前に許可をとってくれよ」

レイナ「君たちとはまた会うこともあるだろう。その時を楽しみにしているよ」

桜「それは無理じゃないかな」
レイナ「あら、どうして?」
桜「だって今回で最終回だし」

レイナ「!」

記録の三十六「終わりよければ、すべてよし」

帰宅部の部室は重い空気に包まれています。






最終回にすべきことを考えたい。

牡丹ちゃんの提案はこれです。
夏希「思いっきり打ち切りエンドじゃないですか」

クレア「テコ入れが4話じゃ遅かったかしら」
夏希「反省会はこのあと居酒屋でやってください」
桜「タコワサお持ちしました!」
夏希「相変わらず居酒屋の理解、そこで止まっているんですね」

夏希「なんでそこまでドヤ顔なんだよ!」

クレア「学園祭の舞台で何かやるってのはどうかしら」

定番はバンドです。
桜「この中で楽器できる人!」

花梨「タンバリンなら」

夏希「トライアングルなら」

牡丹「断末魔なら」

花梨「たんたんたんたん♪」

牡丹「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

花梨「たんたんたんたん♪」
牡丹「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

花梨「たんたんたんたん♪」
牡丹「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

夏希「ちーん」

桜「おいー」

花梨ちゃんは夢のような最終回がいいみたい。

夏希ちゃんは入学式の日に馬に蹴られてから目を覚まさなくなったようです。

花梨「なっちゃん笑ってる」

花梨「もしかして放課後楽しく部活してる夢でも見てるのかな」

夏希「そっちの夢かよ!っていうか今までの全部夢だったってオチ?」

すべきことではなくしたいことを決めます。

夏希「さんざんやりたいことをしてきたあんたが言うか!」

牡丹ちゃんは最後の戦いをやりたい!

クレアちゃんのやりたい最終回はこんな感じ。

地球に人が住めなくなって、生き残ったクレアちゃんと花梨ちゃんは人類が居住可能な惑星を探すことになりました。

クレア「花梨さん。私とあなたはその新世界で新たなイブとイブになるのよ」

クレア「花梨さん…」

花梨ちゃんのしたいことは?

花梨「みんなとおしゃべりして」

花梨「お菓子食べて」

花梨「帰りにコンビニに寄ったりとかかな」

夏希「それっていつもと一緒じゃない」
花梨「うん。いつもと一緒がいいの」

桜「それもいいかもね。じゃあそろそろ帰ろっか」

アザラシいいなぁ。パンツ見放題ですね。
夏希「コンビニ寄って」
クレア「お菓子を買って」
牡丹「公園に行こう」
花梨「やったぁ」

エンディングは帰宅部にクレアちゃんが入るまでの物語でした。


部室ができました。

廊下じゃなくて公園でボウリングをやっていたのですね。

この時点で的から外れてますw

転がってきたボールを拾ってくれたのは…

あらあら。

クレアちゃんでした。


クレアちゃんもボウリングに加わります。


ストライクですね♪

そうして帰宅部は3人になりました。

1年が過ぎて新入生が入ってきました。

帰宅部はいつもの通り部室でお話をしています。

そこへ部室をノックする人が。

桜「どうぞ」

花梨「失礼します」

桜「入部を許可します!」

ミルクで乾杯♪

こ、これは…

桜「おお。これがタコワサか」

夏希「知らずに推してたんですかっ」

牡丹「これで終わりだと思うとなんかさみしいな」
花梨「そうですね。あとは予告をやるだけですし」

…え。予告?
もしかして…

桜「勘違いって誰にでもあるよねっ」
桜「すみませんでした!」
アザラシ「また来週」

記録の三十六「終わりなければ、すべてよし」
夏希「よくないよっ」

夏希「どうするんですかっ。次回もうやるネタないですよ」

桜「どうするって言われても…」

クレア「もうこればっかりは九重財閥の力でもどうにもならないわ」

桜「クレアちゃん。あきらめたらそこで試合終了だよ」
夏希「おい!」

桜「私はあきらめない!何か策があるはず」
夏希「あんたの勘違いから始まってるんですけど!」

桜「始まってる♪始まってる♪」
花梨「この歌は…」

夏希「知ってるのか?!…って歌ってたのあたしだっ!」
桜「ノリツッコミだ」

桜「そうだ!」

「!」

桜「小ネタ連発で乗り切る!」

「えええええええ!」

そんな第11話でした。
勘違い最終話でしたw
来週が最後なのですね。
7月開始アニメでは一番面白かったので残念です~。
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