アニメなので

神原遠江「薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ」

そんなことをいう母親だった。


遠江「さっさと目を覚ましやがれバカ娘！今日からわくわくの新学期だろうが！」


お目覚めでございます。花物語の主人公はこちらの神原駿河です。


準備体操。


3年生になりました！




扇「ちーっす♪」


何か用事があるようです。


扇「悪魔様の噂って知ってますか?」


去年はアララギくんやガハラさん、おっぱい委員長が使っていた教室です。


日傘「るがー♪」


日傘の中の人は日笠でした。


日傘「るがーはバカだもんね」


先刻の出来事。


悪魔様は悩み事を絶対に解決してくれるらしい。


多少の条件はあるそうですが。


おっぱい。


悪魔の正体は自分なのではと不安に思った駿河は火憐ちゃんに連絡をとってみます。


火憐ちゃんも悪魔様のことを知ってました。






火憐ちゃんに聞いて悪魔様に会えるという場所に来ました。




そこにいたのは……


駿河の知っている人だった。


沼地蠟花。




中学時代に駿河としのぎを削ったバスケットボールプレイヤーだったそう。


でも怪我で選手生命を絶たれてしまって今はフリーター。
で、悪魔様をやっているそうです。無料です。


なぜ無料でそんなことをしているのかというと……




自分と同じくらい不幸な人間や自分以上に不幸な人間はたくさんいると安心するために悪魔様をやっている。


どうやって悩み事を解決しているのかというと……何もしないこと。時間が解決してくれるのを待つ。蠟花はただ話を聞くだけ。




もみ。










もみもみ。


一応駿河の目的は達成できた。


悪魔様は自分ではなかった。


翌朝。


駿河「！」


左手が……あるべき左手に戻っている。

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