蠟花はそれ以来、不幸の収集を始めることにした。


そしてとある街で貝木と出会ってしまった。

お互いバッティングしないように情報交換をする協定を結んだ。

それと同時に蠟花が貝木から知ったことがある。

怪異の存在。

不幸コレクションをはじめてからどのくらい経ったか…

悪魔コレクションの第1号が現れた。
花鳥桜花さん。

彼女の足は悪魔の足だった。

彼女の話を聞いた蠟花は「助けてあげたい」と思った。
彼女を抱きしめて「大丈夫。あなたの悩み事は全部私が引き受けた。絶対に解決してあげるから、だからもう何も心配しなくていい」と言った。

そんな無責任なことをささやいた。

解決するあてが全くなかった蠟花は貝木に電話した。
金はいくらでも出すつもりだった。

でもその必要はなかった。
翌朝気付いた。蠟花の左足が悪魔のそれになっていた。

そして蠟花は悪魔の左足を得た。故障した左足の代わりに。

その時から蠟花の収集対象が増えた。

それが悪魔のパーツ。

それから蠟花は悪魔の噂を聞きつけてはそこへ向かい収集した。

蠟花の体は左手、左足以外にも悪魔のパーツが入っている。

これで蠟花の話は終わり。

蠟花「もう会うこともないだろうけどせいぜい元気でやってくれ」


蠟花「なんかこう、受験したり友達を作ったり彼氏を作ったり就職したり結婚したり子供を育てたり親子喧嘩をしたり、そういう人間ぽいことをしてくれよ。それは私にはできなかったことだから」




脱ぎ。




脱いだ。

そのまま全裸になるつもりだったのかどうかはわからないけど電話が来ました。

火憐ちゃん。

駿河は蠟花に会ったことを伝えるが火憐ちゃんはあり得ないという。

火憐「それはおかしいよ。そんなわけがないよ。会えるわけがないよ。だって沼地蠟花さんは3年前に自殺してるんだから」

蠟花は転校先の中学を卒業するまえに手首を切ったらしい。
駿河「あの沼地は幽霊だったのか」

走ろう!







もう走れないところまで来ました。


ばたり。

ヘンなフォームで無理しすぎたかと反省する駿河。

思い出すのは……

ガハラさんの美しいフォーム。

花物語唯一の出番かな。


やっぱりかわいい。

そこへ通りかかった車。

あれ、その声は…?


アララギくんでしたw

駿河はアララギくんが車に乗っているのに失望したらしいw


車が丸いし。


とりとめのない会話はこのあたりにしてお悩み相談コーナー。


駿河「今の状況をなんとかしたいと思うんだ。でもこのまま放っておくのが一番いいということがなんとなくわかるんだ」

アララギ「放っておくのが一番いい?」
駿河「誰も困っていないからだ」

アララギ「誰も困っていないってのは嘘だ。少なくとも1人、お前が困ってる」

駿河「アララギ先輩。胸にたまったそんな困り事も時間が解決してくれるんだ」
アララギ「なんだそりゃ。それこそお前の言葉じゃないな。誰からそんなことを言われたか?」
駿河「うん。いろんな人からいろんなことを言われた」

アララギ「気にすんな。その誰かはお前じゃねえんだ。お前はこれからお前のやりたいようにやっていけばいいんだよ」

駿河「……」

駿河「私はアララギ先輩の意見に納得した!だから戦おうと思う」

アララギ「何か僕にできることはあるか?」
駿河「ない!」

駿河「しいていえば、今度部屋を片付けにきてくれ!」
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…それに引き換え、あのロン毛は…。